水耕栽培を始める
これまでプログラミングに関する記事を書いてきましたが、最近少し飽きていたので、趣向を変えて水耕栽培を始めました。
本・ネットには、ペットボトルやプラスチックカップにパームピート,バーミキュライトなどを培地として敷き詰め、液肥を補充し野菜を育てる方法などがあり、これらを参考にしています。
ビール缶とペットボトルで水耕栽培
パームピート,バーミキュライト,その他いろいろ・・・、全て買うと育てる野菜の金額に対してかなり高くなってしまうということで考えたのが、次の写真です。
培地となる土・砂・小石の様なものを用いず、種まきしたスポンジ片を直接 、改造したビール缶に固定します。培地の必要理由を理解していませんが、植物を安定(固定)させる為と解釈し、とりあえず目的は果たしているものと思っています。植物の根が液肥に浸る様に適宜給水口から液肥を補充します。
成長は十分ではありませんが、枯れたり、青虫に食べられるなどのリスクもあるので、一旦記事にすることにしました。
課題
今回の方法は容器に費用がかからない点の他に、虫などを手元で確認できる利点などがありますが、野菜を育てる上で次の様な心配もあります。
- 天気が良いと液肥の蒸発量も多く、液肥量の変動が激しい。成長への影響も心配される。
- 容器が小さいので補充頻度が多い。1缶づつ補充が必要。
- 缶取付部とスポンジサイズによって、スポンジが落ちる。成長による重さ変化、スポンジの吸水状態変化等も影響すると思います。
- 根を液肥に完全に浸漬するので酸素不足等の影響があるかもしれません。(液肥を循環させたり、エアポンプ等で空気を注入させるとよく成長する様です。)
- 液肥の温度上昇が悪い影響を与えるかもしれません。
容器の製作
ビール缶の加工
350mlビール缶に 約20mm離して、目印となるテープを平行に貼ります。(左写真) 上側テープ下端に沿って切断します。ビール缶は薄いのでオルファカッターで切断しました。
次に右写真の様に下側テープ上端まで 約7~8mm間隔で縦方向に切断します。金切鋏を使って切断しました。
縦切断部分を内側に折り曲げると、右写真の様に中央に穴が開いた様な状態になります。ビール缶の直径が約65mm、折り曲げ部が20mmなので、穴径は約25mm程度になります。ここにスポンジを固定します。
ペットボトルの加工と組立
500mlのペットボトルを加工します。ペットボトルはいろいろな形のものがありますが、曲線部がない まっすぐな円筒状のものが良いです。次の左写真の様に上部・下部をカッターで切断し、縦方向を金切鋏で切断します。
加工したビール缶の縦切断部1カ所を右写真の通り、完全に奥まで折り曲げ給水口とします。
ペットボトル縦切断部とビール缶の給水口の位置をあわせて組み立てると完成です。ペットボトルとビール缶はしっかり固定はしていないので、持ち運ぶ時には注意が必要です。
まとめ
製作は難しくはありません。ただ、1つだけならいいのですが、たくさん製作する場合は面倒です。 金切鋏があると便利です。金属だけでなく、多目的に利用できるコンパクト鋏もある様ですので、いろいろと利用できそうです。
次回、実際の種まき等について紹介させて頂く予定です。