概 要 |
自分でパソコン(もしくはVPS)にCentOS7をインストールして、リナックスサーバーを立ち上げて見ることにしました。ある程度インストール出来て、使えそうな感触を得た段階で理由やインストール方法を整理し投稿したいと思っていますが、インストール過程で使用するLINUXコマンド,Vimエディター操作について予め整理しておきます。
LINUX コマンド |
比較的使いそうなコマンドをリストにまとめます。
◆ディレクトリ操作◆
pwd | 現在ディレクトリのフルパス表示 |
cd | ホームディレクトリへ移動 |
cd (dir名) | 指定ディレクトリへ移動 |
mkdir (dir名) | 新規ディレクトリを作成 |
rm -r (dir名) | 指定ディレクトリを中のファイルごと削除 |
cp -r (dirA) (dirB) | ディレクトリAをディレクトリBにコピー |
mv (file名) (dir名) | ファイルをディレクトリへ移動 |
ls | 現在ディレクトリのファイル一覧表示 |
ls (dir名) | 指定ディレクトリのファイル一覧表示 |
ls -a | 隠しファイル,ファイル名先頭にピリオドがあるファイルも表示する。 |
ls -l ※ ls -lr:逆転表示 ※ ls -tl:更新時間 ※ ls -lS:サイズ順 |
ファイルタイプ(-/d),パーミション,ハードリンク数,オーナー名,グループ名,バイトサイズ,タイムスタンプ,ファイル名等詳細情報表示 |
ls -R | 再帰的表示(ディレクトリ内検索) |
◆ファイル内容表示・ファイル操作◆
cat (file名) | ファイル内容表示 |
cat fileA > fileB | fileA の内容を fileB に上書き |
cat fileA >> fileB | fileA の内容を fileB に追記 |
cat fileA fileB | 2つのファイルの内容表示 |
cat -n (or -b) (file名) | 行番号をつけて出力 |
more (file名) | ファイル内容表示(ページごとに止まる) |
less (file名) | ファイル内容表示(スクロール操作可) |
rm (file名) | ファイル削除 |
cp (fileA) (fileB) | ファイルAをファイルBにコピー |
mv (fileA) (fileB) | ファイルAの名前をファイルBに変更 |
touch (file名) | 空ファイル作成。 既有の場合更新日時変更。 |
file (file名) | ファイルの種類を調べる |
find (dir名) | 指定ディレクトリ以下のファイルを列挙 |
find (file名) | ファイルを検索する |
find (dir名) -name (file名) |
ファイル名に*を入れて検索する時などの条件検索に利用。 |
find (dir名) -atime 日数 |
更新日付検索 ※日数=0:本日更新, -3:3日以内,+3:3日以前 |
find (dir名) -amin 分 | 更新“分”検索 ※他に、-user (user名), -size (サイズ),-type (種類) 指定検索可 |
grep (文字) (file名) | 指定文字列がある行だけを表示 ※文字1, 文字2複数含む場合の検索 grep (文字1) (file名) | grep (字列2) |
◆システム管理◆
yppasswd | パスワード変更 |
chmod (モード) (対象) | アクセス権の変更 |
su | スーパーユーザー(root権限)に変更 “su -”は、カレントディレクトリ,環境変数の継承,初期化で異なる(異なる記載記事を見つけた為、保留) |
sudo | 一時的にroot権限でコマンド実行する |
shutdown | シャットダウン |
reboot | 再起動 |
hostname | ホスト名(コンピュータ名)を表示 |
chown (user) (file名) | ファイルの所有者をuserに変更 |
useradd (新user名) | 新しいユーザを登録 |
userdel (user名) | ユーザを削除 |
passwd (user名) | 指定ユーザのパスワードを設定 |
◆その他◆
nkf –guess (file名) | 文字コードを調べる |
nkf -e (file名) | 文字コードをEUC変換 ※ -j (JIS変換), -s (Shift_JIS変換), -w (UTF-8変換) |
history | コマンドの履歴リストを表示 |
man (cmd名) | コマンドマニュアル表示 |
which (cmd名) | コマンド実行ファイル場所表示 |
tar -xvf (file.tar) | .tarの解凍 |
gunzip (file.gz) | .gzの解凍 |
tar -xvzf (file.tar.gz) | .tar.gzの解凍 |
tar -cvzf (file.tar.gz) (file_path) | .tar.gzの作成 |
Vimエディター操作 |
LINUXサーバーは、SSHという通信プロトコルを使って、遠隔クライアントPCから操作する為に、CUI(コマンドライン・ユーザー・インターフェース)から、サーバー内のファイル内容を編集することを想定しています。その為のファイル編集エディターがVimということです。ちなみに、Viというエディターもある様ですが、Viを改良したものがVimの様です。
◆Vim エディター起動◆
クライアント側のsshソフトから、サーバーにログイン後、コマンドラインプロンプトから、Vim (ファイル名) と入力することで、エディターが起動します。
◆Vimエディター操作モード◆
基本的に起動直後、ノーマルモードになり、他モードへは下表のキー入力で変更可能です。ノーマルモード以外のモード間変更は出来ませんので、【ESC】キーでノーマルモードに戻してから変更します。
Vimエディターには、5つのモードがある様です。実際にノーマル,挿入,コマンドモードはとりあえず、よく意味もわからないまま今週初めころ使ってみました。他は試していませんが、幾つか異なる表記を確認しましたので、また、機会がある時に確認してみます。
モード名称 | 操作内容 | 切換キー |
ノーマル | カーソル移動。他モードへ移行。テキストコピー、カット、ペースト。 | 【ESC】 |
挿入 | テキスト入力、編集。 | i |
ビジュアル | テキスト選択 | v |
検索 | テキスト検索 | / |
コマンド | コマンド実行(ファイル保存等) | : |
◆挿入モード◆
ノーマルモードで ”i” を入力し、モード切り換え後、内容の編集を行います。
◆ビジュアルモード◆
ノーマルモードで ”v” を入力し、モード切り換え後、範囲選択をする際に使用する様です。今のところ実際の編集目的では使用していません。
◆検索モード◆
昨日この投稿を書くために勉強しましたので、早速今日検索モードを使ってみました。基本的に大量に変更することはなく、設定の一部を修正するだけですので、対象部分を探すのにとても重宝しました。ノーマルモードで ”/” を入力し、モード切り換え後、検索文字を入力すると対象部位を検索します。
◆コマンドモード操作◆
コマンドモードで編集内容の書き込み,終了処理を行います。編集状況が判らなくなってしまった場合に、よく “q!” で強制終了しました。ノーマルモードで “:” を入力しモード変換後、コマンド操作します。
コマンド | 名称 | 内 容 |
w | 書き込み | 編集内容の書き込み |
wq | 書き込み・終了 | 編集内容書き込み後、終了 |
q! | 強制終了 | 強制終了 |
まとめ |
比較的使いそうなLINUXコマンドとVimエディターの操作について確認しました。これから、勉強の為にCentOS7を設定してみるつもりですが、他に使用するコマンド等あれば追加していきたいと思います。